おはようございます。
前回の「同潤会アパート」に関連して
今回は
『沢田マンション』について。
沢田マンションは高知県高知市にある、全体が白く塗られた所々歪(イビツ)な形のマンション。
1970年頃に、沢田嘉農・裕江さん夫婦によって建設が開始された。
マンション建設には業者を頼らず、夫婦2人で完成させたそうです。
(◉◞౪◟◉`)え、すごい
しかも現在は6階建てで、敷地は500坪以上あります。
この大きさの建築物を建てるのは並大抵の根気じゃできやしませんよ。
設計に関しては、着工当時は建築基準法が緩いこともあり、今ではギリギリ(アウト?)な建築がされているそうです。入居者で一杯になる頃に部屋を継ぎ足し、上の階も順次建てていったと聞きました。きっと当時は設計図もろくに作らなかったのでしょう。おかげで上下階の形に統一感がなく、遠くから見れば様になっているが、そこに足を踏み入れれば定規を使わず描いた家のようです。
いやぁ住みたい。
法律ギリギリなほど住みたくなる。
何故かというと、このマンションには沢田夫婦の思い思いに作られた後が残っているからです。
全て手作りですから、壁に妙な凹凸があるかもしれないですし、イライラして壁に打ち込んだ沢田さんの拳の跡が残っているかもしれない。ロマンを感じます。
独特な形をしたマンションのデザインだけでなく
作り上げる精神の強さに憧れます。
沢田マンション建設に一生を捧げた沢田嘉農さんに賞賛を送ります。
でも高知県なので住むのは無理でしょう。
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