1923年(大正12)に起きた「関東大震災」の後、復興計画として財団法人「同潤会」という組織が結成されました。
当時の日本の一般家庭は、もちろん僕はその年を生きていないので分からないですが、
木造建築がほとんどであったそうです。
震災後の、今後の対策というものもあり木造建築から鉄筋コンクリートの住宅にシフトしていくために同潤会は、鉄筋コンクリートの集合住宅「同潤会アパート」を建設しました。当時最先端の技術による耐震性、防火性を備えた同潤会アパートです。
僕が最も心を引かれたのはアパートの外観と内装です。
この画像は青山アパートメント(表参道の方にあった)の裏側
こんな形状の建物を見るとたまりません
大正時代に建てられたものではありますけど、昭和チックというか
シンプルな鉄筋コンクリートの壁に、乱雑とまでは言わないが換気扇や線、パイプが蔓延っているのはとても好きです。
アパートだということで、一度住んでも見たかったのですが
すでに築70年以上で、老朽化が進み結構ボロくなっていた。
安全面を考えて、土地開発の名のもと、ほとんどが取り壊されました。仕方ないが残念。
建築は時代によって変わってきますが、
この時代の、簡易的かつ機能的に建てられた家のデザインは僕にとって美しく感じられます。
東京都台東区にあった「上野アパートメント」を360°見られるパノラマ写真が投稿されていうサイト。最後の「同潤会アパート」
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